2011年9月25日日曜日

サーマルな日

24日は快晴のもう秋空。風もなく、サーマルが一杯出ていました。
12時頃からのフライトで一回目はしばらく探し回った後100m台から580mまで獲得。どきどきしながら効かないスポイラーで何とか降ろしました。
次のフライトでは70m -> 580mまでと、一度下げた後また170m->620mまで獲得。4-500mに上げると一面上昇しています。視界がよければ2m機でも600mの高度でも何とか見えますがあまりに強力な上昇具合で降ろすのに苦労する状態でした。
こんな日はもっと走る機体だったらあちこち広い範囲飛ばせたと思います。

Thermal Scoutを追加してHow High RT高度計と2個積み状態。使っていたD8R受信機のアンテナが傷んできたので別のD8RIIでしばらく飛ばしていました。飛行中しばらくしてからHow High RTのデータを表示できない状況が出ています。A2ポートを使っているThermal Scout、A1ポートの電圧データの表示は問題なしです。How High RTの配線を疑ったのですが黄色いLEDが1秒に2回点灯し続けており、また受信機をD8Rに戻すと問題なし。ちょっと原因がわかりません。もうひとつD8RIIがあるのでそれで試してみます。

2011年9月15日木曜日

FLD-02


FrSkyからHubデータ表示に対応したLCDユニットFLD-02が発売されるようです。ケースを作るの時間がかかっていたとか。送信機モジュール込みDHT-Uと同様アラームの設定もこれからできるようです。
**追記**
このFLD-02は外装ケースが付いていますが、ハードウェアはFLD-01(LCD_FDD)と同じでソフトウェアが更新されただけですね。そのうちに更新されたファームウェアがリリースされるのではないかと思います。好き勝手にファームウェアプログラムができるいろいろなセンサーに対応できて面白いのですが。

センサーのほうでは6セルまでのリポの各セルの電圧を表示できるFLVS-01という物が用意されているようです。Hubに接続するのかなぁ?そうするとHubのプロトコルも拡張/変更されるのか?

2011年9月12日月曜日

FrSkyでの電圧測定

FrSkyの電圧測定ポートA1, A2は3.3Vまでを1バイトの分解能で読み取ります。より高い電圧を測定するために分圧回路(divider)というものを使います。比例して電圧を変換するわけです。分圧回路の説明はこちら
測定する電圧によりその比を変えたくなります。私はFlytronの物を使っていますがこれは11:1、つまり3.3x11で最大36.3Vまで256の解像度で測定できます。最大8セルまで測定できますが0.14V刻みしかありません。
この分圧比が異なると同じ電圧でも異なる値になるので送信機の警告ブザーのレベル設定の変更やテレメトリデータの表示器の設定を変更する必要があります。

工場出荷時6:1。 2:1、4:1、6:1用端子が出ているのではんだ付けで切り替え可能



11:1固定です。

受信機に直接させるようになっておりA1、A2にそれぞれ4:1、11:1が割り当てられています。

受信機のモデルによる違い
FrSky社のTwo way シリーズにもいくつかの受信機が用意されており、モデルによりこのADポートの扱いが異なります。ユーザーの意見を反映しようとしているはいいことですが、その結果仕様がよく変わり安定しません。
8ch
現行モデルです。素直にA1, A2ポートとシリアルポートがついています。8chに1-8chをCPPMとしてまとめて出力するD8RSPというファームウェアだけ違うモデルもあります。
テレメトリを使うならばこれが今のところ基本のモデルになります。受信機電圧を測定する場合は受信機ピンからYケーブルなどでプラスだけADポートにつなぎます。
国内で最初に認定されて際に販売されていたモデルです。A1ポートが内部的に4:1の分圧回路を通じて受信機電源につながっています。側面にはA2ポートとシリアルポートしか出ていません。
最初のを含めてD8Rのシリアルポートの真ん中のピンに5Vと記されていますがこれはミスプリ。送信したユーザデータの内容のシリアルデータが出力されいます。
最初に出てきた8ch受信機です。側面には素直にA1, A2ポート、シリアルポートが付いています。ファームウェアの書き換えは内部のピンから行っていました。ファームウェア書き換え用のアダプタも売られていますが、現在のD8R-IIでは不要です。

6ch
A1ポートは4:1の内部の分圧回路を通じて受信機電源に、A2ポートはサーボコネクタと並んで付いています。シリアルポートは付いていません。A1ポートは実際には6:1の分圧回路が載っていてソフトウェアで測定値を直しているという話もあります。(その場合分解能が落ちる。)

4ch
4ch受信機の形状をしていますが実際は1ch目に1-8chのCPPM信号を、2chピンにRSSI受信強度をPWMで出力するというFPVやマルチコプターで使う受信機となっています。Axポートがどうなっているのか、まだ出回っていないのでよくわかりません。^^;

電圧測定ポートの注意
グラウンドの扱い
動力用バッテリ、受信機電源などの電圧を測る場合グラウンドループを避けるためにマイナスは接続しないほうがよいです。プラス側だけ接続します。

オープンなとき
この点はまだ調査していないのですが、FrSkyのADポートは何も接続されていないときになにやら値を表示します。内部でプルアップ、プルダウンされていないからかもしれません。

2011年9月1日木曜日

Thermal Scout 接続

この週末に試した構成です。
D8R受信機のA1電圧ポートにはFlytronの1/11分圧器を通して8セルまでの電圧を測定できるようにしてあります。A2ポートにはThermal Scoutを接続。ユーザデータポートには以前からのHow High RTが接続されています。
Thermal Scoutの動作をON/OFFする黒いコネクタは5chに接続。電源もここから供給されます。Thermal Scoutは通常のモードでは赤いコネクタをラダーなどのチャンネルにつないでおくと出力側のコネクタにパススルーされます。サーマルがあったときにはそのチャンネルのサーボを勝手に動かして知らせる仕掛けになっています。
今回の新しいバージョンでは赤い入力コネクタをつながない場合データ出力モードとして動作し、出力側コネクタには測定した+- 5m/s強の上昇・下降率をPMWで1.6Vを中心に出す仕掛けになっています。FrSky受信機にはCRフィルターのついたケーブルで接続してアナログ電圧として測定できるようになっています。
1時間もかからず修正したプログラムなので画面の表示は適当です。しばらく飛ばしてデバッグ予定。

FrSky オーディオバリオ製作まとめ

ラジコン技術誌10月発売11月号にHow High RTのデータをArduino Pro Miniで表示するテレメトリユニットの製作記事を掲載予定です。(一ヶ月遅れました。^^;)ここにはその補足、実際のプログラムコードを掲載します。
なんと大人の事情で掲載なしになったので、後ほど編集しなおしてこちらに記事を掲載します。しばしお待ちを。

(2012/1/3追記)
HTMLに編集しなおす時間が取れないので、Google Documentで置いておきます。クリックしてご覧ください。

わかりにくいところはコメントください。

以下はまとめです。
Arduino Pro Miniのスケッチのダウンロード

 こちらのRCGroupsポストに添付してあるコードは電圧測定ポートA1にはFlytronの1/11分圧器で電池パック電圧の測定を、A2には同じくFlytronの50A電流センサーをつけてあります。A1、A2ポートに接続しているものにあわせて分圧率を変更して使用してください。




 Serial Display Terminal版はこちら。ポート番号を変えただけです。





FrSkyのテレメトリプロトコルの参考資料




 snoopy_schulz氏のまとめ FrSky_Protocol_v1.pdf









部品表はこちらになります。Arduino関係はSwitch Scienceで購入、それ以外は秋月電子などで購入できます。How High RTは送料込みで$43(今のレートだと3,400円以下。。)そのほかは6,000円以下でそろうと思います。










圧電スピーカ


10kオームくらいの半固定抵抗2個










片面ユニバーサル基板


サーボ延長ケーブル 2本ほどを加工します。


配線用のワイヤ





接続図 (こちらの図をお借りしています。Arduino周辺機器接続の参考になります。)


FrSky送信機へはピン0のUARTからレベルコンバータを通じて接続しています。この図には記入されていませんが5V電源の供給は同じくFrSky送信機からです。